医薬経済オンライン

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住友ファーマ「自立」を阻む許されない事情

赤字を解消、基幹3製品も順調に成長するが

2025年4月1日号

 大阪・道修町の名門である大日本製薬と住友製薬が統合し、大日本住友製薬となったのは遡ること20年前、2005年のことだった。その後、22年4月に住友ファーマへ社名変更し、住友色を濃くしたのが一転、わずか3年足らずで親会社である住友化学が同社抜きでヘルスケア分野の新たな成長戦略を描くことを決めたのは前号で報じた通りだ。  では、住友化学から「位置付け再整理」「持続的成長に貢献できるベストパートナーを検討」(岩田圭一社長)と宣告された住友ファーマの先行きはどのようなものになるのだろうか。 「1年前倒しでボトムライン(純利益)の黒字化を果たすことができた」。2月4日、大阪市内での記者会見の席上、住友ファーマの木村徹社長は25年3月期通期業績予想を上方修正したことを説明すると、ホッとした面持ちを見せた。  安堵するのも無理はない...  大阪・道修町の名門である大日本製薬と住友製薬が統合し、大日本住友製薬となったのは遡ること20年前、2005年のことだった。その後、22年4月に住友ファーマへ社名変更し、住友色を濃くしたのが一転、わずか3年足らずで親会社である住友化学が同社抜きでヘルスケア分野の新たな成長戦略を描くことを決めたのは前号で報じた通りだ。  では、住友化学から「位置付け再整理」「持続的成長に貢献できるベストパートナーを検討」(岩田圭一社長)と宣告された住友ファーマの先行きはどのようなものになるのだろうか。 「1年前倒しでボトムライン(純利益)の黒字化を果たすことができた」。2月4日、大阪市内での記者会見の席上、住友ファーマの木村徹社長は25年3月期通期業績予想を上方修正したことを説明すると、ホッとした面持ちを見せた。  安堵するのも無理はない。

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